ステップ7、道具準備完了、いよいよ遠投練習開始!
こんにちは! 一平です。第39回は、練習開始(1)です。
道具を揃え、投げ方やブレーキ調整の仕方を習得したので、いよいよ遠投練習開始です。
1.遠投練習開始(1)
2015年7月29日、釣具店より、注文していた竿が届いたとの、連絡があった。
両軸リール、遠投用カゴ、ウキなどは、すでにネットで注文し、準備が出来ていた。
自宅からそう遠くない所に練習用の大きな池も見つけていた。
じゅうたんの上に、カゴとおもりを落として、わざとバックラッシュさせて、もつれた糸のほどき方を自宅で何度も練習し、これを習得した。
(1) バックラッシュ
2015年7月31日、練習第1投は、ネットで調べた通りバックラッシュをしないように、メカニカルブレーキを一杯に利かして投げた。「お! 飛んだぞ。」
しかし、飛んだ距離は目測だと30m位か。
ブレーキが利いているので、手におもりの重さが伝わってきた。それから2度投げてみる。
快調、快調! 次にメカニカルブレーキを少し緩めて投げる。
40~50mくらい飛んだかな~ 恐る恐る、さらにブレーキを緩める。
50~60m位かな。なんだかいい感じ。 今度は精一杯に投げる。
「お!飛んだ!」しかし、待てよ、やはり60mくらいかな! あまり変わらないぞ。
期待感があっただけに、がっかりだ。これではスピニングリールと変わらない。
いや、まあスピニングリールより少しましかもしれないと勝手に思う。
池なので、飛んだ距離がよく分からないのかもしれない・・・
わざわざ池の横の道路にまで出て、端からウキが浮かんでいるところまで歩測したがどうも60m位だ。
N氏の飛距離が90mだとすると、一平は60m? ゴルフで言えば、ドライバー200mと300mの違いだ。完全にプロとアマの差である。さらに100m以上も投げる人もいると聞く。
「よーし!」 次は、渾身の力で思い切り投げた。「バシッ!」と音がして空中を飛んでいたウキとカゴが、急に自分の方へ引き返してきた。バックラッシュだ!
初めての経験だった。本当に遠投カゴが、自分に襲い掛かってきたような気がした。
今でも、あの「どきっ!」とした気持ちを思い出す。リールを見れば、糸がぐちゃぐちゃにもつれている。
いや~な気持ちを抑えて、何度も練習していたバックラッシュの直し方で、スプールに巻いている道糸を、思い切り左腕の親指で押さえつけ、右手でハンドルを2回ほど回した。次にクラッチを切って、道糸を指でゆっくりと引っ張り出そうとしたが、糸は絡んで出てこない。
もう一度チャレンジする。もつれていた糸をゆっくりと引っ張ると、糸が出てきた。「お!直ったぞ」もつれた糸のほどき方の練習は、無駄ではなかった。嬉しさがこみ上げてきた。
いや~な気分は、一瞬どこかに消えてしまっていた。
気を取り直してまた投げた。
しかし、何回か後にまたバックラッシュを起こしてしまった。今度はバックラッシュの程度が強く、糸のもつれが直せなくて、練習は続けられなかった。
道糸をとうとうバラバラに切らねばならなかった。投げた回数はわずか10数回であった。
家に帰って反省した。
・ まだフォームも出来ていない、腕力もない、サミングの腕もない。こんな「ないないずく
しで」思い切り投げたからだ。
・ 飛んだ距離もよく分からないのに勝手に解釈して、もっと飛ばそうと思ったからだ。
と、そこで
① もう一度フォームを見直し、基本を忠実に実行する
② 無理やり、距離を出そうとして思い切り投げるのは、当分我慢する。
③ 飛んだ距離が、分かる工夫をする。
ことを考えた。
(2) 飛距離の測定方法
①、②は自分の気持ち次第だが、③は何とかしなければと思った。
そして、飛距離がよく判るように60m、70m、80m、の所に色を変えたウキ止め糸をくくり付け、飛んだ距離が一目で判るようにした。
ウキ下は1m以下に設定し、投げた後、道糸のたるみをリールで巻き取って、糸が直線的になった時の糸の長さを見て、飛んだ距離を推定した。
これは正解だった。常に飛んだ距離が分かるのは、練習の目安になるし、同じところにマキエをするためには必要だ。これは実際の釣りでも採用し、現在も、一平のリールには70m、
80m。90mのところに、色の違う目印のウキ止めがくくりつけてある。
(3) 道糸の張替え
レグロン(laiglon)6号の道糸は、バックラッシュがひどい時には、道糸に折れや、癖がつくので、すぐ取り替えた。
180mずつはもったいないので80mを下巻きとして、その先の100mのみを取り替えた。
また、エイト玉津店に行けば、サービスで道糸の巻き替えはやってくれるが、たびたびなので自分で、写真―3の糸巻ツール(第一精工、高速リサイクラー、約¥4,000-)を買ってきて練習の前には巻き替えをした。
(4) 道糸の巻き替え時の注意点
釣りが終わって、次回のために道糸の巻き直しをします。
この時、必ずレベルワインダーを介して(レベルワインダーに道糸を通して)リールに糸を巻き取ることが重要です。
スプールに巻かれる糸の配列とレベルワインダーの動きを合わせておかないと、次の釣りの
第1投目にバックラッシュを起こしやすいからです。
また、巻き替え時の起点は、スプールの中心部分から巻き始めると、レベルワインダーと糸の接触が少なく、抵抗が少なくてすみます。
(5) 雑感
遠投カゴ釣りのブログを書くに当たって、当時の日記を読み返して、自分でも驚きました。
今では当たり前のことだと思っていることが、その時には分からなくて、いかに回り道をしたかを再認識したからです。
「遠投カゴ釣り」を諦めた若者(第37回で報告)のように、一平も「いつか、必ず平磯海づり公園で真鯛を釣る」という固い決意がなかったら、「遠投カゴ釣り」の挑戦も続かなかったかもしれません。
さて次回(第40回)は遠投練習開始(2)です。
やっと練習を開始したのに今度は、竿先を折ってしまった失敗談です。
コメント
こんばんは。
おつかれさまです。
投練の第一歩ですね。
両軸を始めた頃はメカブレーキ0で遠心ブレーキだけに頼ってました。
ですから、バックラは頻繁に発生しレグロンの6号(600m巻)を
何個買った事か・・・(^^;
>➂ 飛んだ距離が、分かる工夫をする
上記につきましては江戸川道場で教えてもらいました。
昔、ヤフオクにてニコンのレーザー距離計(ゴルフ用?)を使用してました。
今はド遠投は無理ですがスプールに一杯巻いて投げたラインの減った深さが7~8ミリですと
大体106~128mだったかなと。
(ちなみに、カゴ、ウキはピアレさんの20号でした)
てか、あんまり参考にならないコメですいませんでした・・(^^;
私も、両軸デビューしてメッチャ挫折した記憶が多々あり
その後、何とかなった当時を思い出します。
月夜さん、コメント有難うございます。ニコンのレーザー距離計なる便利なものがあるのですね。
ただ、別途に操作する必要があるのでしょうね。ウキ止め糸を巻きつけておくのも、なかなか良いですよ。
投げたら直ちに分かるし、70~80mの間でも竿の長さが5m程度と判っているので、
割と正確にわかります。ただし、最初に70m、80mのところに目印をつけるのが面倒ですが・・・
それよりも110~120mの遠投が出来るなんて驚きです。
相当苦労されたのでしょうね(笑)一平はまだまだ初心者です。