遠投かご釣り、ダイワ両軸遠投竿の推移と評価
こんにちは! 一平です。一平のブログは、2020年2月の11日から半年ほどお休みをしました。その間、新型コロナウイルスが猛威を振るって、緊急事態宣言が出されるなど日本も大変なことになりました。皆さんは、無事乗り切ることができましたでしょうか。
おかげで、一平もなんとか無事に過ごすことができました。
その間、コロナ対策として、全国民に一人当たり10万円の給付が決定しました。
「新しい竿を買いた~い!さーて、どうやって奥さんを説得しようかと思い悩んでおられる釣り人も多いのではないでしょうか。
来るべき時のために、一平の竿の詳細な比較検討資料をブログでお届けします。
ブログは、第55回から再開です。
第55回のテーマは「ダイワの両軸遠投竿は、柔・硬・剛と充実のラインナップ」です。
第53回でがまかつ、第54回ではシマノの両軸遠投竿を検討し、報告しました。
その時、改めて感じたことは、竿の宣伝、通販の記事はあふれていますが、肝心の竿の選定やメーカーの比較記事が非常に少ないということでした。
一平の独断と偏見で、両軸遠投竿の評価を進めたいと思います。
1.ダイワの両軸遠投竿の推移
表-1にダイワの両軸遠投竿の2016年からの推移を示します。
表―1より、
・ 1の旧インプレッサ磯遠投Bは、モデルチェンジされて2019年2月にインプレッサB遠
投(インプレッサ○○B遠投・Y) となりました。
・ 2の旧剛弓カゴ遠投Bは、2019年2月にモデルチェンジされて、剛弓カゴB遠投(剛弓
カゴ○○B遠投・Y)となりました。
・ 3の剛徹Bは、2018年3月に廃版となり、後継機種として両軸用は、オレガ遠投Bとな
り、スピニングリール用竿は、オレガ剛徹となりました。
以上より、ダイワは2018年ごろから積極的に、両軸遠投竿のニューモデル化を推進し、2020年1月現在では、インプレッサB遠投、剛弓カゴB遠投、オレガ遠投Bの3本柱が確立しました。
2.ダイワ 両軸遠投竿の評価
表―2にダイワ 両軸遠投竿の評価を示します。
ダイワの両軸遠投竿の評価は表ー2に示す通りですが、新しい3種類の竿は
・柔(じゅう)のインプレッサ ・硬(こう)の剛弓カゴ ・剛(ごう)のオレガ遠投
と明確なコンセプトを持ち、完全に住み分けが行われたようです。
3.ダイワの新・旧 両軸遠投竿の比較
表―3に インプレッサB遠投の新・旧の仕様と、剛徹、オレガ遠投の仕様一覧表を示します。
表ー3より
- 新インプレッサB遠投の4号竿の変更点は、先径を1.7㎜から1.9㎜に太くしたことです。(表―3の橙色部分)旧インプレッサの竿は、先径が他メーカーに比べて細すぎて、柔らかいという指摘がありました。そこで、先径を太くして、先径の耐久性と飛距離アップを狙ったものと思われます。また、新インプレッサの価格は、4-53で39,200円から1.300円のアップ、4-57では40,800円から1,700円のアップです(表―3の青色部分参照)
- 剛徹Bは、先径が1.9㎜または1.8㎜でしたが、オレガ遠投Bにモデルチェンジされて、
2.5㎜と大幅にアップしました(表―3の緑色部分)
剛徹Bは、表―2で示しましたように、名前の割に硬すぎず、太すぎずであって、剛弓
カゴと差別化できずに廃版となったようです。
そこで今度は、強い剛性を持った竿としてオレガ遠投Bをデビューさせたようです。
それがこの先径2.5㎜に表れています。 - 「俺の我流・オレガ」は、磯からレコードクラス(10㎏オーバー)のデカイ青物を獲る
ためのロッドです。がまかつのカゴスペシャルの対抗版なのでしょうか。
オレガ遠投は、旧剛徹よりもさらに高価で、4-53Bで73,500円、4-57Bで77,500と
3,500円のアップです(表―3のピンク色部分参照)
表―4 ダイワ 両軸遠投竿の比較(2)
表―4、ダイワ 両軸遠投竿の比較(2)に、剛弓カゴ遠投竿の新・旧仕様一覧表を示します。
- 表―4より
大きく変わったのは、剛弓カゴ遠投Bです。メーカーが、モデルチェンジをすると、価格は、ほとんどアップするのが通例です。しかし、今回は価格が大幅ダウンとなりました(表―4の橙色部分参照)4-57で6,000円のダウンで、4-60は今までの4-62より7,500円安くなりました(表―4の橙色部分参照)
高価な竿だったので大幅価格安は、この竿が欲しかった釣り人には朗報ですね~ - 4号竿の先径は1.9㎜から2.1㎜と太くなり、元径は逆に細くなりました。
(表―4のピンク色の部分)
3号、4号竿とも先径のアップで耐久性の向上を狙い、元径を細くすることにより、さらに振り抜きを良くしたものと思われます。
また、4号竿のオモリ負荷も10~15号だったものが10~20号とアップしています
(表―4の緑色の部分) 特に注目は、新しい3号竿です。
旧剛弓カゴの4号竿の最大オモリ負荷、適合ハリスは、15号と10号です。
新剛弓カゴ竿3号竿の最大オモリ負荷、適合ハリスも15号と10号で同じです。
旧剛弓4号竿を使っていた人は、新しい竿では3号でOKだと思われます。これは重要です。自重が旧剛弓4-57では380gだったものが、新剛弓3-57では335gと圧倒的に軽くなり、一日中振っても全く疲れは感じないでしょう。
また。3号で軽く振れるということは、タックルバランスが軽くなって、軽いオモリでも
遠くに飛ばせるということになり、釣りには好都合です。
しかも価格は、4-57の67,000円から3-57は55,500円と11,500円も安くなっているのです。資金に余裕があれば、このあたりが狙い目のような気がしています。
以上がダイワの2020年6月時点での調査結果でした。
(追記) ダイワから、びた一文、お金をもらっているわけではありません(笑)
次回(第56回)は、宇崎日新の竿について検討します。