大物コブダイ(カンダイ)釣り(5)

第5回 カゴ釣り、コブダイ釣り仕掛け 

こんにちわ、一平です。第5回コブダイ釣りです。          
平磯海づり公園の釣果情報によれば、2013年~2018年/6月(5年6か月間)での釣果情報は約3200件あり、そのうちコブダイを釣ったという報告は非常に少なくて、71件である(詳細は第13,14回で報告する)

これらの報告の中でも、カゴ釣り仕掛けでコブダイを専門に狙っている人は、少ないと思われるので、コブダイ釣りの仕掛けについて紹介したいと思う。

コブダイ釣り仕掛け

コブダイ釣り仕掛け

1.カゴ釣りでコブダイ釣りに挑戦 
  

 私の過去の釣りスタイルは単純な投げ釣りと、探り釣りであった。

今回は初めてカゴ釣りに挑戦した。
自分にとって新しい釣り方法に挑戦してみたいという気持ちがあったのと、この釣りは狙った棚にマキエを送り込んで、魚を寄せて釣ることができる合理的な方法だと思ったからである。

狙いは、最初に魚が掛かった30mの沖である。

2. カゴ釣り仕掛け 
 カゴ釣りの仕掛けにはいろいろ苦労したが、最終的には右図のような仕掛けを標準とした。

① 竿
竿は遠投用磯竿4号(シマノ磯遠投EV4-520PTS)を使っている。シマノのこの竿は非常に丈夫で、使い勝手も良く、愛用している。

この竿は定価で30,700円と高いが、超大物を狙うので、竿だけは少し丈夫で安心なものを選びたいと思う。(定価の7割くらいで購入できる)但し、シマノのこの竿は2018年現在では、

生産中止になっている。同様の竿を求めるならダイワのインプレッサ4号ー53遠投ぐらいか。

②リール

スピニングリール

スピニングリール

 リールはスピニングリールで、シマノ・アクティブキャスト1050(最大ドラグ力15㎏のもの)を使用している。自重は650gと重いが、7,000円前後で買えるし、何よりも大物がかかった場合に安心感がある。

DAIWAのプロカーゴSS4500遠投(最大ドラグ力12㎏)のスピニングリールでも70cm級のコブダイを釣り上げたこともあるし、プリマックス4500(最大ドラグ力 6㎏)でも70cmのコブダイを釣り上げたので、リールにはそれほどこだわらなくてもよいと思われる。

プロカーゴは定価26,400円、プリマックス4500は10,400円であるので、何も高いリールは買わなくて十分である。(それぞれ定価の7割ぐらいで買える)

③ カゴ
 カゴはブログの第6,7回で詳述するが、「ケイムラサビキロケットM」を使用している。このカゴは 350円/個 程度。

④ 天秤 

 天秤は「発光パール天秤15号か18号」を使っている。価格は約350円/2個入り。
パール天秤は、天秤のパイプの中を道糸が通るようになっている。

このため魚とやり取りをする場合、直接、道糸・クッションゴム・ハリスを介してやり取りができるのが利点である。

⑤ ウキとおもり 

 ウキ、おもり7~10号を標準としている。ウキはカゴ釣り研究会製の10号を使用している。

⑥ 道糸とハリス    

道糸はナイロンで6~10号、ハリスもナイロンで5~8号         
である。ナイロンはフロロカーボンに比べて、吸水すると5%程度強力が低下するとか、紫外線に弱いとか、コスレに弱いとか言われている。
しかし、ハリスは一度大物を掛けたら必ず取り替えるので、フロロカーボンよりも安価なナイロンで十分である。

ハリスは昔から販売されているユニチカ(株)製、ナイロンハリス・グンター5~8号を、道糸は、大物投げ釣りによく使われると言うアトミックスライダー(爆釣夢追人)の10号を愛用している。

ハリスはフロロカーボン全盛の時代だが、なんといってもナイロンハリスの価格はフロロカーボン製の約1/2以下 なのでこちらの方が断然お奨めである。

ハリス

ちなみに、2018年8月の時点で、
ナイロンハリスグンター5号(50m巻)でメーカー希望小売価格1,200円(840円)、
フロロカーボンハリス・SUNLINEブラックストリーム5号(50m巻)で3,00円(2,400円)、
Vハード5号(50m巻)で2,100円(1,680円)である。(  )はエイト玉津店の販売価格

しかも引っ張り強度、結束強度等はナイロンのほうが強い。ハリスは8号だと、根掛かりしたときに大変なので、できれば5~6号までとしたいが、大物が掛かった場合を考えると、8号が望ましい。

⑦ からまん棒

からまん棒

からまん棒

 からまん棒はパール天秤より下側(針側)が切れたときに、ウキが消失するのを防いでくれるのでこれも必須アイテムである。
(約200円~250円/1袋)

⑧ クッションゴム
 クッションゴムは合わせ切れのために使うのが一般的だが、ここでは、糸がらみ防止の方が主目的である。

メーカーは (株)YO-ZURI、YAMASHITAなどからゴムヨリトり
として販売されている。ちなみに私は、2.5mm径×20cm(メーカー希望売り価格¥648-×0.7=約¥450-・2本入り)を使っている。
強度は11.0kg、適合ハリス7号である。しかし、クッションゴムは意外と高価なので、何度も使う場合には3m長さのものを買って、加工して使っている。

⑨ 針
 針は伊勢尼13号かヒラマサ・ブリ王11号を使っている。伊勢尼13号が心配な時はヒラマサ・ブリ王を使うことにしている。

⑩ タックルの重量

 磯竿4号の自重は355g、アクティブキャストの重量は650g、カゴと10号おもりの重量は約60gなので、このタックルの総重量は1065gとなる。
アクティブキャストは大物が掛かった時の安心感はあるが重いので、プロカーゴSS遠投4500を使えば自重が445gで総重量は860gとなり、プリマックス4500なら自重が450gなので総重量は865gとなる

いずれにしても、人によっては一日中これを振ると必ず筋肉痛が起こること請け合いだが、大物を釣るためには我慢、我慢。
お金を掛ければ随分と軽いのはあるが、これで十分な仕掛けである。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。