大物コブダイ(カンダイ)釣り(4)

第4回 ついに重戦車、コブダイを釣り上げた。オキアミの効果は抜群だ。

こんにちは! 一平です。

平磯海づり公園、淡路島をホームグラウンドとした、釣りに関するブログ第4回です。第3回で、息子が69cm、7kgのコブダイを釣り上げたところまで報告した。第4回は、やっと一平が大物コブダイを釣り上げたのでそれを報告する。

1.初めての大物釣り、コブダイとの綱引き

・3か月間も悪戦苦闘しているにもかかわらず、自分は、まだ目的の魚を釣り上げることができなくて、コブダイ釣り初心者の息子の方が先に大物を仕留めた。
神様は、懸命に努力している者よりもビギナーの方を優先するようだ。

しばらくして今度は私のウキがゆっくりと沈んだ。「来たー!」と叫んで、思い切り合わせた。息子が道糸6号、ハリス5号で釣り上げたのだから、道糸10号、ハリス8号なら楽勝だと思い、すぐにリールを巻こうとしたが、引きが強くてリールが巻けない。

「こいつは大物だ」と直感した。
すごい引きだ。何かに竿をつかまれたみたいに重い。竿尻を腹にあて、懸命にリールを巻く。少しずつ、少しずつリールを巻いてくる。じりっじりっと魚が寄ってくる。波止際まで引き寄せ、もう少しで魚の顔を拝めると思ったその時「ぶちっ!」と糸が切れた.

「え!なんで? 8号のハリスやで!」と思わず叫んだ。
仕掛けを点検したら、8号のハリスがぼろぼろにささくれ立っていた。
海底の岩や、岩に付いた貝殻や漁礁にハリスがコスれて切れていたのだ。

コブダイはベラ科の魚で、エサをくわえるとすぐ潜る習性があるらしい。
要するに魚に潜られてはダメなのだ。腕が必要なのだ。怪物がかかったら、すこしも糸を緩めてはならないのだ。何回かに一度は このような状態になる。今日こそチャンスだ!

「おお!来た~」また自分のウキが沈んだ。入れ食い状態になってきたぞ!

オキアミの効果は抜群だった。2人でかわるがわるに撒くと、さらに良いようだ。

「WO!」しかし、これは強烈な引きだ。今度はリールが全く負けない
 

糸を緩めてはダメだ。とっさに竿を握りしめてじりじりと後ずさりした。

コブダイの釣れた瞬間(平磯海づり公園)

コブダイが掛かったら、じりじりと後ずさり

そう、あの運動会の綱引きの要領だ。

幸い平磯海づり公園は、後方のスペースが8m強と広く、自由に動くことができた。
足を踏ん張り、じりっじりっと下がる。さらに少しずつ、少しずつ後ろに下がる。
少しずつコブダイ君が近寄ってくるのが分かった。「よし!」一層力が入った。
やっとリールが巻けるようになった。じりっじりっとリールを巻く。必死で巻く。少し軽くなった。よいしょ!よいしょ!やったー! 綱引きに勝ったぞ!

綱引きでは、一度均衡が崩れてしまうと急にずるずると引張られてしまう。
怪物君も綱引きに負けて一度浮いてくると、急におとなしくなってしまった。
(この綱引きの時のようなやり取りは、それからのコブダイ釣りに本当に役に立つ方法となった。)

 
・この怪物君は70cm、7.1㎏であった。
息子が公園事務所で写真を撮ってもらい、食堂に張り付けられている写真の仲間入りをしようと提案した。

しかし、これからはいつでも釣れそうだと思ったので、事務所に報告することなく、神様は懸命に努力した人にも優しかったと感謝しつつ、これで納竿とした。

            2015年2月1日   釣り日誌(7) より

釣り日誌(7)で紹介したように、やっと2015年2月1日に、重戦車の様な怪物を釣り上げることができた。
大物の正体は、やはりコブダイであった。
目は緑色、額にこぶのある、いかつい顔の魚だ。別名を「カンダイ」とも言う。
70cm、7.1kgの大物だ。70cmはともかく7kgを超える魚は、波止からめったに釣れるものではない、80cmクラスの真鯛やメジロでもせいぜい5~6㎏程度であろう。海に引きずり込まれそうになったが、必死に耐えた。

息子同様、私自身にとっても、生涯最大の大物だった。
波止からでも、こんなでかい魚が釣れることに驚愕したし、感動した。

2015年2月1日の夜は、息子夫婦、娘夫婦、孫たちも我が家に全員集合した。
記念すべき日になったし、子供や孫達にも囲まれ、楽しい嬉しい思い出となった。

次回(第5回)は、一平がこのコブダイ釣りに使用したカゴ釣り仕掛けを、詳しく紹介します。

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