遠投カゴ釣り、最新の遠投カゴの比較と評価(1)
こんにちは! 一平です。
第46回は、最新の遠投カゴの比較と評価(1)です
遠投カゴの比較については、第35回で報告しました。しかし、これらは2015~2016年頃に出回っていたカゴでした。
2019年8月に、あらためて最新の遠投カゴを調査しましたので、その結果を第46回と第47回で詳しく報告します。
1. 最新の遠投カゴの比較検討
検討したカゴは、沖の魚を狙うため、超遠投を目的としたカゴです。
ボディがスリムで、空気抵抗を排除した形状のカゴ11種類を選び、比較検討をしました。
下記の A~K(11種類)のカゴの名前がすらすらと出てくる人は、相当のカゴ通ですね~
写真,グラフ,表の隅に一平の表示が入っているのは、我慢してください(笑)
最近、一平の写真やグラフや表が、あっちこっちネットに出回っている(百以上)ので、
一平の表示を入れることにしました。
(1) 検討したカゴ
写真―2、写真―3には、検討した11種類のカゴを示します。
(2) 遠投カゴの長さ、最大径、重量、価格の比較
A~K までの遠投カゴの寸法、重量、価格の比較(2019年8月時点)を表―1に示します。
表ー1より、
1) 長さは、長いほうから順に
B>H>C=I>A=D>J>F>G>E>K です。
最も長いカゴは B のサンナーカゴで、135mmです。
最も短いカゴは K の東和釣具研究所の東和カゴで、70mmです。
2) 最大径は、大きい順に
J>F>E>D=I>K>A=H>G>B=C です。
胴回りの一番太いカゴは J のYAMASHITA 棚撒きシャトルで、42mmφ
です。一番細身のカゴは、B のSANNA(サンナーカゴ) 及び C のピアレの
遠投カゴで32mmφでした。
3) 重さの順は
I>C>B>J>A>D=G>H=K>F>E です。
一番重いカゴは I のカゴ釣り研究会 超遠投鳴きカゴ(NKシリーズ) NK-
11で、78gでした。
細身の割りに重いのがピアレの遠投カゴで71gもあります。これがピアレのカゴの飛
距離が出る原因のひとつです。
一番軽いかごは、E のKAIKO(海幸)アッパーロケット(ミニ) で55gでした。
このカゴと、Gの中井工房のカゴは、長さは短くて、重量がコンパクトに詰まって
いる為、意外に良く飛びます。
4) 価格は安い順に
K>E>F>G>H>J>A>D>I>C の順で、Bは要注意でした。
Bは、2019年8月の時点で、同じ製品なのに778~2,480円と価格のバラツキが大きすぎ
ます。もし、買うなら778円の最低価格のカゴでOKです。
一番安いのが、Kの東和カゴで、一個680円で、一番高いカゴはピアレの3、560円でし
た。東和カゴは、少し古いタイプでプラスチックは薄く、カゴ先端の錘も丸錘なので安
いのは分かります。
しかし、DとIカゴは、1,400円より高いわりに、メリットは見受けられないようです。
ピアレのカゴは細身で、加工精度が良く、重量が重いため、飛距離は良く出ますが、
あまりに高すぎます。
一平は、ピアレのカゴを思い切り投げて、バックラッシュして道糸が切れて、カゴと
ウキが海のかなたへ消えていったことがあります。一瞬にして6,000円以上が飛んでい
きました。
これなら、SANNAのカゴで、800円程度のものを、探したほうがよっぽど気が利いてい
ますね~
以上が、2019年8月時点での遠投カゴの
① 長さ ② カゴの最大径 ③ カゴの重さ ④ 価格の比較でした。
次回は、それぞれのカゴの特徴、問題点などを詳細に検討したいと思っています。