遠投カゴ釣り、最新の遠投カゴの比較(2)

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遠投カゴ釣り、最新の遠投カゴの比較と評価(2)

こんにちは!  一平です。
第47回は、最新の遠投カゴの比較と評価(2)です。
第46回では、11種類の超遠投カゴを選び、2019年8月時点での遠投カゴの比較をしました。
比較項目は ①長さ ②カゴの最大径 ③カゴの重さ ④価格 でした。
今後はそれぞれのカゴの概要と評価、問題点、特長などについて述べたいと思います。
まずは渚の遠投師製カゴとSANNA/サンナーのカゴについて検討します。

写真ー1 淡路島より明石海峡を望む(2018年10月24日)

写真ー1 淡路島より明石海峡を望む(2018年10月24日)

1.最新の遠投カゴの問題点と評価 
(1) 渚の遠投師製、遠投カゴ
 1) 概要と評価
 表―1に、渚の遠投師製、遠投カゴの概要と評価を示します。
    

表ー1 渚の遠投師製遠投カゴの概要と評価

表ー1 渚の遠投師製遠投カゴの概要と評価

2) 問題点  
 ① 渚の遠投師製カゴの一番の問題点は、上カゴに挿入された浮力体です。
もともとは、この白い丸玉(浮力体)は、入っていませんでした。
上カゴは、自身で浮いたので必要がなかったのです。コストダウンのためだと思われますが、2017年頃からカゴ自身では浮かなくなったので、浮力体を入れるようになりました。

ところが、図―1に示す様に白色のフロート玉が芯棒の中で上下し、コマセやエサ入れの邪魔になります。 もともと、最大径が34φと細くて、エサが入れにくいのに、浮力体が入ることによってさらに入れにくくなりました(丸玉の径は約20mm、上カゴの内径が約30mmです)
この状態を図―1に示します。

図ー1 渚の遠投師製カゴ内部の白色フロート玉

図ー1 渚の遠投師製カゴ内部の白色フロート玉

       
                     
② 2番目の問題点は、この白い玉は、あまり強度が強くないことです。
時々、壊れます。そのとき、一平は、図―2のように上カゴの内部にコルク片を貼り付けて使っていました。 図―2に、この方法を簡単に示します(コルク片の貼り付け方は、第45回で詳しく報告しました)

                           
 

図ー2 上カゴ内部にコルク片を貼り付ける方法

図ー2 上カゴ内部にコルク片を貼り付ける方法

                     
                                          ③ 下カゴ先端が尖っていて、安全上の配慮が不足している。
・ 渚の遠投師製カゴのおもり先端は、図―3 に示すように非常に鋭角です。
足の上にでも落としたら怪我をするかもしれません。一平は、廊下に落とし床を傷つけたことがあります。最近の遠投カゴの錘の先端はすべて安全性を考慮して、丸く削られています。これを図―3に示します。この点において、このカゴは少し配慮が足りないようです。

図ー3 安全性を考慮したカゴ形状

図ー3 安全性を考慮したカゴ形状

3) 特長 
 渚の遠投師製カゴは、全体が細く、容量は小さくて超遠投用です。
 加工精度は良くて、見栄えも良いカゴです。
 水中での上下のカゴの分離は、他のカゴに比べて非常にスムースです。
 水中に沈んでから5~6秒間ぐらいで、上カゴの空気が上カゴの穴から抜けると同時に
 上下カゴが綺麗に分離します。空気穴の大きさ、カゴのバランスは見事です。

 一平は、2017年頃まではこのカゴを愛用していました。
最近は前述の問題点①~③などがあって、カゴ3点セットと錘を別々に購入して、自分なりにアレンジして使っていました。しかし、今年になってこのカゴ3点セットの販売も、どうやら生産中止となってしまいました。
このカゴは少し高価ですが、形状も見栄えも良いので、少し改良を加えれば、もっと売れるカゴになるのに残念ですね~

(2) SANNA サンナー/ 遠投アシストカゴ
 1) 概要と評価 
   表―2に、SANNA サンナー/ アシストカゴの概要と評価を示します。

表ー2 SANNAサンナー、遠投アシストカゴの概要と評価

表ー2 SANNAサンナー、遠投アシストカゴの概要と評価

 2) 問題点 
① SANNA(サンナー)/遠投アシストカゴは、価格の違いが激しい。
10号のカゴで、778円のものもあれば、1,283円、1,676円、1,743円、2,367円とさまざまです。(2019年8月15日現在) 
どうしてこんなに違いがあるのか理解に苦しみますが、他のカゴは、これほどの違いはありません

SANNAのカゴはピアレのカゴと酷似しています。
ピアレのカゴを目標に製作していることは明白で、だんだんと近づいていて、加工精度も上がっているので、それに合わせて、ピアレのカゴの価格3,560円に近づいているのかも知れない。ならば、今の内に安い778円のものを買っておくのも損にはならないかも?

 ただし、
② 過去には軸振れ止めが、3回ほどの釣行で外れ、上カゴがぶらぶらとなることも多かった。
SANNA サンナーカゴは、上カゴ内部の軸触れ止め兼浮力材が、2~3回の釣行でこわれてしまいます。そうすると、カゴを投げる時や着水時に、マキエが出てしまいます。
 この状況を 図―4に示します。また、図―5に軸振れ止め兼浮力材Aを示します。
購入時からカゴにたくさん傷がついているのは(メーカーもあらかじめこのことを表示しているので)、気になりませんが、すぐこわれてしまうのでは話になりません。

図ー4 SANNA/サンナー、アシストカゴ構造

図ー4 SANNA/サンナー、アシストカゴ構造

図ー5 SANNAカゴの「軸振れ止め兼浮力材A」

図ー5 SANNAカゴの「軸振れ止め兼浮力材A」

          
                                          ③ 下カゴに空気抜き用の穴がないので、上下カゴの分離が悪い。
 ピアレのカゴは加工精度が非常に高いので、錘は下カゴをスムースに移動し、余分な空気も入りません。従って下カゴには空気抜き用の穴は、必要ありません。

ところが、SANNAカゴは下カゴに少しではあるが、空気が残ってしまいます。
従って、SANNAの下カゴは、沈みにくくなって、下カゴと上カゴの分離が非常に悪い。
これを解消する為、一平はSANNAの下カゴに空気抜き用の穴をドリルで開けて使っています。(一平の使っている約780円のカゴは穴の形跡はありますが、すべてふさがっています)
下カゴの出来るだけ上の部分に穴を開けると、上下カゴの分離は良くなります。
 
このあたりは、すでに改良されているかもしれません(2019年8月時点ではまだ改良されていません)
一平は、過去に10数個使いましたが、苦い記憶があります。

 
3) 特長 
 SANNAのカゴは、細身で、重量もあるので飛距離は出ます。  
 また、飛行中に錘がカゴに格納され、カゴは空気抵抗が少なくて良く飛びます。
 もちろん、着水後の潜行抵抗も少なく、タナ到着までの時間も短い。

などの特長があり、何と言っても飛距離が魅力です。
そして、距離を求めるには10号よりも12号、さらに15号が良く飛びます。
しかし、魚の食いは悪くなるので釣果は落ちることを覚悟しなければなりませんね~(笑)

価格がまちまちなので、安価なカゴを見つけて自分なりの改良をして使えば強力な武器となりそうです。
ただし、加工精度は雑です(3年ほど前よりも格段に良くなりましたが)
今でも1回の釣行で、上下のカゴの密着精度が少し悪くなります(わずかですが軸心のずれが出ます)。これは上述の問題点②で述べたように、「軸振れ止め兼浮力材A」が、少し変形してくるからだと思われます。ピアレのカゴは全くこのようなことは起こりません。
軸振れ止めと、浮力材としての機能を分けているからです。

第47回は、渚の遠投師製カゴとサンナーカゴの特長や問題点などを報告しました。
色々なカゴを改めて購入し、使ってみて第46回で述べた11種類のカゴすべてに、問題点が見つかりました。良い点もあり、悪い点も見つかりました。
しかし、カゴの報告は第47回で終了としたいと思います。

カゴの記事が、非常に長くなり、あまりにマニアックな内容となりすぎるからです。
また、別途の機会に特集したいと思っています。出来れば有料で・・・(笑)

第48回は、シラサエビについて報告します。

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