ステップ2、両軸リール用竿の検討と購入
こんにちは! 一平です。新時代「令和」の幕開けは、第34回、遠投カゴ釣り用・竿の検討から開始です。新しい時代にどんどん良い記事を書きたいと思っています。
1.遠投カゴ釣り、竿の検討と準備
竿は、短い方が軽くて扱い易いですが、ハリスを長くとる真鯛釣りなどでは、魚を抜きあげるのが難しくなります。
そこで竿は、磯竿の標準的長さの5.2~5.3mを中心に、5~6mの範囲で検討しました。
3号竿は、軽くて扱い易いが、大物がかかると取り込みに苦労します。
それゆえ、平磯海づり公園のような釣り人の多いところでは、隣近所に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
5号竿は腰が強くて遠投には有利ですが、重量があるので、腕力と体力に自信のある人向きです。一方で、竿が硬いので、釣り味に劣るという欠点があります。
今回は、初心者から上級者まで安心して使える4号竿を中心に竿選びをしたいと思います。
(1) 竿選びのポイント
一平が、遠投カゴ釣りを始めるときに一番参考になったのは、前回も取り上げました
「遠投カゴ釣りしま専科」です。
この記事では、遠投カゴ釣りにおける竿選びについて、次の重要ポイントを挙げています。
- 遠投用の磯竿と通常の磯竿は、仕様が異なる。
また、遠投用竿にはスピニング用と両軸リール用があるので購入には注意が必要。 - 投げ竿は硬すぎて、遠投カゴ釣りには向かない。
- Sicのガイドは必須で、カーボン含有率は90%以上のものを選ぶ。
- 4,000~6,000円ぐらいの竿では柔らかくて遠くには飛ばせない。
- 竿の錘負荷は、(竿4号で)10~15号ぐらいを選ぶのが望ましい。
さて、この中で初心者が、竿選びで頭を悩ませるのは、錘負荷です。錘15号は約56gです。
ところが、遠投カゴ先端に8号の錘
(30g)を使った時、竿にかかる負荷は、図ー1に示すように合計で71.5gです。
さらにかごの中にはコマセ(真鯛の場合はシラサエビ)も入れますからトータルで75~80gにもなります。
竿の錘負荷は最大で15号(56g)なのに、投げるときの重量が80gにもなって竿は大丈夫なの?
当然、疑問が湧きますね。
ところが一平の経験だと、4号の竿は、
カゴやウキやコマセの重量全体で70~80gとなっても全く心配はありません。
折れるのを覚悟で110gまで何度も確かめましたから大丈夫です。また一平は、遠投カゴ先端の錘に10号(トータル約80g)を2年間ずっと使っています(竿は磯遠投EV)が、全く問題はありませんでした
但し、弁慶のような怪力の持ち主は、竿が折れる心配をしてください。
自己責任でお願いします。竿の公称ほど当てにならないものはないと言われていますが、
下記の表―1に示した竿は、どれも相当余裕を持っていると思われます。
(2) 竿の銘柄検討
表―1に 遠投カゴ釣りに使用される 竿の銘柄と仕様を示します。
表ー1 より
- 一番注意すべきこと、
上記のすべての磯竿において、スピニング用と両軸用があります。しかも名前が途中まですべて同じです。表ー1の濃い赤字の部分が、それぞれのメーカーの両軸用であることを表現しているのでくれぐれも間違って購入しないように用心してください。 - シマノのブルズアイ遠投RP、がまかつカゴスペシャル(SP)は、竿が非常に硬く、「硬さは、半端ない!」と言われています。竿先を見ても、ブルズアイ2.6mm、カゴスペシャル2.5mmと相当太い。これらは、腕力と体力に自信のある方向きと思われます。
一般の人には、硬すぎてむしろ飛距離は落ちるようです。 - ダイワのインプレッサと、宇崎日新のロッドイングラム遠投の先径は1.7mm、2.2mmです。竿はやや柔らかく、一般的な体力の人でも扱い易く、何といっても値段が安いのが魅力です。軽く振って、投げるコツをつかめれば、少々硬い竿でも投げられるようになります。飛距離を出すには、仕掛けの重さを竿に十分乗せて、竿の弾力性を生かすことがコツだと思っています。
むしろ、最初から重い竿を、思い切り投げようとすると、上達が遅い気もします。 - 価格は高い順に
⑤ >④ >② >③ >⑥ >① です。
表ー1の竿であれば、価格に惑わされず自分に合ったものを選ぶことが大切です。 - 竿の硬さは、硬い順に
⑤ ≒ ② >④ ≧① >⑥ >③ のようです。
自分の体力に応じた選定が重要ですね。
シマノの磯遠投EV-4 は、表の中では一番安価ですが、どっこい、この竿は非常に良い竿だと
思っています。一平は、よくこれを使っていますが、今までに何の問題もありませんでした。
本当はシマノの磯遠投EV-4・・RPを一番推奨したいのですが、すでに廃盤となりました。
遠投カゴ釣りの初心者用竿を選ぶとすれば、
ダイワのインプレッサか、宇崎日新のロッドイングラム遠投がお奨めだと思います。
2.雑感
さて、一平は、2015年7月に磯遠投EV-4 520RPを注文しました。
品物が届くまでに数日かかかるので、その間いろいろ、遠投かご釣りについて調べていました。
その時、「両軸リールを無理なく遠投できるようになるまでには、相当の練習が必要です。
スピニングリールより遠投できるまでには、毎週末、練習したとしても2~5年かかると言われています(但し、個人差は大きい)」という文章に出くわして、ハタと考え込んでしまいました。
これからは、のんびり、ゆっくりと釣りを楽しもうと思っていたにもかかわらず、ふとしたことから、カンダイ釣りで夢中になってしまった。
生来の負けず嫌いと凝り性が出てきて、夢中となり、女房殿に対しても少々、後ろめたい気持ちがあったのです。
「最近は釣りばっかりで、旅行にも行かなくなったし・・・」と耳の痛いことも言われていました。それが、また新しい釣りに挑戦して、マスターするには5年はオーバーとしても2年もかかるというのです。
「まあ仕方ない。名人になるつもりはないのだし、そこそこに真鯛が釣れるようになればいい」と、これまた生来の楽天的性分が、心の中でつぶやいた。
しかし、これは杞憂でした。実際には、そこそこ練習すれば、70~80mの飛距離ならば、そこそこの期間で投げられるようになります。
100m以上の遠投を望むなら、筋トレから始めてください(笑)
次回(第35回)は、両軸用竿とスピニング用竿の違いについて考察します。
第36回からは、いよいよ練習を開始します。
近くの池で練習を始め、いろいろ失敗したので、第36回から紹介したいと思います。
コメント
こんばんは。
初コメになります。
両軸遠投は私も下手の横好きでやってます。
仰るように硬い竿では以下云々でしょうね。
小生に於いてはキス釣り等は専用の竿を持ち合わせてませので
磯竿5号でやってます。
感覚的には魚信感じてますが(^^;
で、青物においては2号竿で感触を体感してます。
何時か平磯周辺でお会い出来ますように(^^
コメント有難うございます。磯竿5号を自由に取り扱いできる体力は、羨ましいですね。また何時か機会があれば一緒に釣りをしたいものです。