大物コブダイ(カンダイ)釣り(10)

第10回 釣りの腕は2の次、3の次

こんにちは!一平です。第10回は経験の大切さがテーマです。

1.実践、経験および条件の大切さ

 釣りを再開して、4年が経過した。インターネットで知識を仕入れ、釣具屋に通い、仕掛けや道具は整った。
しかし、何といっても一番の成果は、ホームグラウンドとする平磯海づり公園でのコブダイを狙う場所や棚、時間、潮を読むことと、どんな餌を使い、どれくらいの量を撒けばよいのかなどを把握したことだ。

ある時、次のような経験をした。

いつものように平磯海づり公園で釣りをしていた。(冬季でなくコブダイ狙いではなかった)
この日、小さな子供を釣れた釣り人と思しき人が、2時間以上もずっと私の釣りを見ていた。
この人は釣り道具は持っていなかったので、散歩がてらに平磯海づり公園に来ていたのかもしれない。子供は3歳くらいであろうか、あちこち歩き回っていた。

投げ写真

投げ写真

時々会話をしたが、内容は余り覚えていない。私は、ず~と見られていたし、時々、「良く釣れますね~」「やった!」とか後ろで言うので、なんとなく気になっていた。

ところが、24cm位のメバルを釣り上げた時、合わせが遅れたのか、針が呑み込まれてしまった。
私が針外しを使って不器用に、魚から針を外そうとしていた時、私がやってあげましょうと言って、メバルの口に親指を突っ込んで「ひょい!」と見事に外してくれた。
この手さばきがあまりにも見事だったのでつい「いや~、すごい! 名人ですね~」とつい口から言葉が飛び出した。

すると彼はまじめな顔をして「名人はあなたですよ。私は、この平磯海づり公園でいろいろ見てきましたが、25cm前後のメバルや大きなベら等を、次々と何匹も釣る人を見たことがありませんよ。針の外し方がうまいから名人でなく、実際に魚を釣っている人が名人ですよ」と言われた。
それからしばらくして、彼は帰って行ったが、世の中にはできた人がいるものだ。
一平は爽やかな気分でした。決して名人と褒められたからではない。自分が釣りが上手いと思ったことはないからだ。

自分は釣りはうまくないがこの海釣り公園で、この4年間、何とかして釣ろうと懸命に努力してきた。
たまたま、この場所は昨年大釣りした場所なのだ。時期も同じで、時間帯は丁度、満潮にさしかかる頃を狙った。条件も良く似ている。エサもマキエも、棚の深さも解っていたからだった。釣り日誌をつけているのも役に立った。

道具がいいからではない。腕がいいからでもない。たまたま、場所、時間、条件が魚の釣れる条件と合ったからに違いない。

このことがあってから、今までよりも釣りの条件には注意するようになった。

冬の平磯海づり公園

冬の平磯海づり公園

例えば

・潮目ができていて、ウキが届けば、これに沿ってウキを流すことも重要だし、平磯海づり公園では潮の流れは、西流れ(大阪➞明石方面)の時が経験上よく釣れるようだ。この時は干潮から満潮に至る時間帯だ。

・天気予報で風速が5~8m/sとなっていても、平磯海づり釣公園では北側は3~4メートルの防波堤があるから、北風や北北東の風であれば、風を背に十分竿を振ることができる。

10m以上の風であれば公園内のマイクで注意喚起をしてくれるが、竿を振るにも困難となる。
できれば4m/s 以下で出かけたいものだ。
YAHOO!天気(パーソナル天気)欄を見れば、当日と翌日の風向きと風速が解る。

・平磯海づり公園でのコブダイ釣りは、ゆっくりと歩く程度の流れから潮どまりの時間帯が断然、釣り易い。
従って私は今では、大潮の時よりは小潮や長潮の時に、干潮や満潮前後の時間帯を狙って釣行することが多い。
釣りは、1に場所、2に条件、3に運、4に餌、5に腕と言われるが、条件の大事さを初めて理解し、身をもって経験した。

2.コブダイ釣り方法の会得

 コブダイ釣りは海の底を釣るので、ある日は、釣りをしないで、1,4kmある平磯海づり公園の波止から沖に向かっていろいろな地点から10m、20m、30m沖では、どれらいの水深があるかを、1日中調査した。

それでも、海の底に針や、カゴをひっかけて10数個のカゴやウキなども失い、くじけそうになったこともある。
それだけに70cmのコブダイを釣った時は、興奮したし、感激はひとしおであった。
30mの沖から手繰り寄せるときの手ごたえはすざましく、海に引き込まれそうになったが、手繰り寄せた魚の重戦車のような姿は、今でも忘れることはできない。

  新しい自分流のコブダイ釣り方法を、編み出した感慨深い年であった。

今では狙った日に行けば3回に1回はコブダイを釣ることができる。
しかし、70cmを超える大物と格闘した時は潜られたり、糸が切れたりするので、取り込めるのは、魚が針に掛かっても3度に1度位であろうか。
まだまだ修行が足りないようだ。

3、コブダイの引き

カンダイウキ

コブダイ釣り
ウキはゆっくり沈む

 コブダイの引きは、真鯛などと違ってウキがスポッと消し込まれることは少なくて、ゆっくりと沈む。
コブダイは海の底を釣っているので、特に30mの沖を釣る場合には、ラインを少し多めに出していたり糸ふけをとっていると、魚が掛かっても気づかないこともあり、最初は根掛かりしたのと勘違いすることが多い。

根に潜られてしまえば、もう釣り上げることは難しく、釣っている本人も魚が掛かったのか、根掛かりなのかわからないままである。
これがコブダイの大物を釣るのを難しくしている。

入れ食い状態になると、糸ふけもないように身構えるし、神経も集中して魚が掛かるとすぐ綱引きが始められるので、取りこぼしが少なくなって釣れるようになる。
              

コブダイは時々、入れ食い状態になる。縄張りがあって10m四方位に1匹すんでいるとも言われるが、本当にそうであろうか。

淡路島の翼港などでは、群れになって泳いでいるのがよく目撃されており、また、時々入れ食い状態になるので、単独だけでなく、群れで過ごしているケースも多いのではないかと考えている。

第11回は我が家のコブダイ料理です。

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