第14回 平磯海づり公園、大物コブダイ ベスト27
こんにちは!一平です。
第14回は、過去5年半に平磯海づり公園釣で釣れた、70cm以上のコブダイに焦点を当てて、
その仕掛け、釣り方、釣り人などについて分析する。また過去11年間の年間大物記録推移などについても述べる。
1.コブダイ大物サイズ順、釣果情報
表ー1、表ー2、表ー3 に過去5年半(2013~2018年6月まで)に平磯海づり公園で釣れたコブダイの釣果記録を、大物サイズ順に並べてみた。
表1~3より
① 70cm以上の割合は 27 / 71= 38% と非常に高い。
50cm以下の割合は 16 / 71= 22.5% である。
もともと大物を狙っていることもあり、釣果報告の約40%が70cm以上と大型である。
② ハリスは、ワイヤー#37~38番が13件、ナイロン、フロロカーボン系8号以上が8件、その他5号以下が6件である。
ハリスが5号以下の6件(NO8,9,10,17,19)は、仕掛けの内容などから明らかに他の魚を狙っていて、たまたまコブダイが釣れたと思われる。
それにしてもNO9のA氏がハリス2.5号、チヌ針2号の細仕掛けで73cmのコブダイを釣り上げたのは驚きである。
③ ウキ釣でコブダイを狙っている人は、NO13の2件およびNO19の G,K2,Y 氏であると思われる。NO19 のY氏はおもり5B、NO13のG氏はおもり0.5号であることから、釣りは「ふかせカンダイ釣り」法に近いと思われ、どうやらカゴ釣りでコブダイを狙っているのはNO13・K2の筆者だけのようである。
2.過去11年間のコブダイ大物記録について
下記に過去11年間のカンダイ大物記録(平磯・須磨海づり公園)を示す。
カンダイ 年間大物・記録賞(平磯・須磨海づり公園)
年 須磨(cm) 平磯(cm)
2007年(平成19) 61.0 68.0
2008 69.0 63.0
2009 70.0 67.0
2010 71.5 68.0
2011 71.0 74.0
2012 68.2 77.0
2013 75.5 73.0
2014 75.0 74.5
2015 74.7 77.5
2016 73.5※ 76.0
2017 75.2 76.6
※ 2016年のエビスダイ釣り大会ではK2氏が75.2cmを釣り上げたと言う記録が残っているが、毎日の釣果報告には記載されていないので、73.5cmとした。
これによれば、年々サイズは大きくなっていることが判る。
(2016年頃からは少し頭打ちの感じも見受けられるが・・・)
これはカンダイが70cmを超える大物になるには10数年かかるらしく、最近瀬戸内海でカンダイが目撃されるのが増えてきていると言われ、その数が増加しているのも1つの原因ではないかと思われる。
また、過去には釣りの対象魚となっていなかったこともあるかもしれない。
今後は、カゴを使ったウキ釣り仕掛けで、で平磯・須磨の両海づり公園が記録を取り始めて、過去11年間での最長寸である77.5cmを超えるカンダイを是非、釣りたいと思っている。