平磯海づり公園のガシラは、テトラ(消波ブロック)周りで釣れる。
こんにちは! 一平です。
第27回は、ガシラです。
ガシラは、釣りの対象魚としてなじみ深く、防波堤や岩場から比較的簡単に釣れる人気の魚です。関西での呼び名は「ガシラ」標準和名は「カサゴ」です。
平磯海づり公園で、ガシラはいつ、どこで良く釣れるのか。大きなサイズは釣れるのかを分析してみたいと思います。
結論から言えば、他の防波堤と変わりなし。特に大きいのが釣れるわけでもありません。
しかし、ここは他の防波堤よりも安全で、子供連れでも安心して釣れる場所です。
従って、天気の良い日に子供連れで、のんびりと釣りたい時などに、どこで釣るか迷ったら参考にしていただければと思って取り上げました。
1.今週の狙い
2.ガシラ(カサゴ)について
写真―1にガシラの写真を示します。
平磯海づり公園では、25cm以上のサイズは、なかなか釣れません。25cm以上は143件の報告の内(2015,2016年合計)7件しかありません。
3.ガシラの釣果報告件数
グラフー1に、2015、2016年の平磯海づり公園での、ガシラの月ごとの釣果報告件数を示します。
グラフー1より、ガシラは
・ 1年を通じて釣れる魚です。5月の釣果報告件数が最も多くて28件です。
・ ガシラの釣果報告件数は、メバルに次いで多い143件です。
10月、11月が少ないのは、他の有力な魚が多く釣れるので、掲載件数が少ないのかも
しれません。
表ー2に、ガシラのサイズごとの釣果と、月の関係を示します。
表―2より、
・ ガシラは、5,6,7月の釣果報告件数が多い。
・ 25cm以上のガシラが釣れたのは、5月、7月、8月のみである。
・ 20cm未満のガシラの比率は 87/143 = 60% と小型が多い。
4.平磯海づり公園で、ガシラが良く釣れる場所
図―1、2に、すべてのガシラが釣れた日と場所(2015,2016年)を示します。
図―3,4には、20cm以上のガシラが釣れた日と場所を示します。
図ー1、図ー2 より
・ ガシラは平磯海づり公園全域にわたって釣れていることがわかる。
やや、テントNO8,9,10 辺りに集中している。
次に 20cm以上のガシラについて調査した。次の図ー3、図ー4がその結果です。
図ー3、図ー4 の20cm以上のガシラで見ると、
・ テントNO6,8,10の辺りで集中的に釣れている。
ここは、図ー3で示すようにテトラ(消波ブロック)のある所です。
5月と6月の上旬の期間を除けば、20cm以上のガシラのほとんどは、ここで釣れている。
ガシラは根魚であり、岩場に隠れて住んでいることが良く解った。
5.その他
2015、2016年で釣れた最大サイズのガシラは29.5cmです。2017年は31cmで、30cmを超えるガシラが、平磯海づり公園で釣れることは本当に珍しいです。
ガシラの釣果報告件数は、2年間合計で143件と多いですが、掲載された釣り人も多く、特定の人に偏ってはいませんでした。最も多く掲載された人で3回です。
メバルは合計報告件数は211件でしたが、最も多く掲載された人は17回で、5回以上掲載された人は6人もいました。
ガシラは初心者にも簡単に釣れ、特別な仕掛けでなくても釣れるため、多くの人が掲載されていたのだと思われます。
ガシラは、煮付けにしても、素揚げにしても、刺身にしても、味噌汁にしても本当に美味しい魚です。テトラの周辺を探り、大きなガシラを釣り上げましょう。
次回(第28回)はチヌについて報告したいと思います。