ステップ12、一平の真鯛釣り仕掛け(2)
こんにちは! 一平です。
第43回は、仕掛け全体について報告してきました。
第44回は、一平の遠投カゴ釣り仕掛け(2)です。
第44回は、一平が使用している天秤の製作について報告します
1. 天秤製作
一平は、ステンレス軸棒の線径1.0mm又は1.2mmを購入して、天秤を自作しています。
一平の天秤製作方法を以下に示します。
(1) 材料
天秤製作の材料を 図―1 に示します。
図―1 天秤製作 材料内訳(税込み価格)
A ステンレス軸棒、500mm×線形1.0mm(18本入)、KATSUICHI製 400円 B 熱収縮パイプ5号×60cm、 SASAME (ささめ) 160円 C NTパワースイベル SIZE2 50個入り HANGER PA 527円
D ステンレス線 0.55mmφ×7m長さ ㈱ ダイドーハント 105円
(写真は0.35mmmφ×12m長さ)
(2) SUSコイル巻き部品 の製作
まずDのステンレス線で、SUSコイル巻き部品(図―2右端)を作ります
直径が、2.5mmのドリルに、ステンレス線(0.55mmφ)を15~20回ほど 巻きつけます。
両端をカットし、コイル形状になったコイル物の両端を、ラジオペンチで整形します。
これを図―2に示します。
(3) 天秤製作
ステップ1
SUS棒(1又は1.2mmφ)の左から3cm、L(天秤長さ)、3cm、3cm、4cmのところにマーキングをします (図―3の①~④の箇所) 4cmの部分は最後に長さ調整するので少し長めにカットしていたほうが良いかもしれません。
天秤の長さ(L)は任意ですが、一平は15cm~20cmくらいにしています。
ステップ2
まず、①のマーキング位置で折り曲げます
折り曲げたSUS鋼線にサルカン、SUSコイル巻き部品を通します(図ー4、左図)
次に、②の位置を折り曲げ、天秤の腕の部分を作ります (図―4、右図)
ステップ3
次に③の箇所を折り曲げ、遠投カゴを吊るすループを作ります。
その方法を図ー5に示します。
輪(ループ)が出来上がったら、その先をカットして、SUSコイル巻き部品の穴に入るように調整し、形を整えます。
ステップ4
次にSUS棒鋼の④の箇所を折り曲げて、天秤の腕の先に、ハリス又はクッションゴムを
ぶら下げる輪を作ります。
そして図―6に示すように、2箇所に伸縮チューブをかぶせ、熱で収縮させます。
熱湯でなくても、ライターの火をかざせば簡単に収縮します。
ステップ5
図―7に完成図を示します。
出来上がった天秤の先端にサルカンを取り付けて完成です。
また図ー8には、天秤と遠投カゴとの連結方法を示します。
図ー8の左側写真に示すように、遠投カゴの先端部を天秤に通します。SUSコイル巻きした部品の中を天秤の一方を通し、遠投カゴが天秤から脱落しないようにセットします。
以上で天秤の製作は完了です。
一平は、暇なとき作り置きしていますが、たくさん出来上がって困ります。
よっぽど暇なんでしょうね~(笑)
(4)役に立つ工具
天秤の製作に当たって、非常に役立ったのがアイペンチと呼ばれる工具です。
この工具は図ー9に示します。掴み部分の先端部の一方はペンチのギザギザがなくて掴む機能を持っていて、もう一方は円錐形の形をしています。
ステンレス線専用曲げペンチで、ステンレス鋼線のリング加工がきれいに簡単に出来ます。
0.6mm~1.4mm径のものまで加工可能と書かれてありましたが、一平は遠投カゴの心棒先端を曲げるのにも使い1.6mm径のものまでOKでした。
図―9 にアイペンチと天秤またはカゴ上先端部 の製作方法を示します。
第44回は、一平の使っている天秤の製作方法を紹介しました。
次回は、一平の使用している遠投カゴを紹介します。