少しでも遠くに飛ばしたい。竿は何が良い?がまかつ竿の検討
こんにちは! 一平です。
一般のゴルファーで、ドライバーの飛距離が20m伸びるとなれば、ほとんどの人がこのクラブを買いたいと思うのではないでしょうか? 一平の経験だと、すぐにはゴルフショップに走らなくても、半年以内に買うことはまず間違いありません。
しかし一方で、そこそこ経験のあるゴルファーは、自分の飛距離をおおよそ把握していて、いきなり20mも飛距離が伸びることはないことも自覚しており、メーカーの「飛距離が伸びて
ゴルフが変わった」という宣伝文句には簡単には乗せられません。
それでも時々、誘惑に負けて失敗した経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
遠投かご釣りの竿も同様です。平磯海づり公園では、50~80m沖に仕掛けを飛ばせば、十分に明石鯛が釣れるのに、他人より少しでも沖に飛ばしたいという釣り人も多いのです。
100m以上飛べば、爽快感、充実感、優越感が味わえるし、飛ばすことに生きがいを感じている人の気持ちも、一平はよくわかります。
そこで、第53回は、遠くに飛ばせる竿をテーマに取り上げました。
一平のブログの中で、断然人気は、
第33回の「遠投かご釣り(真鯛2)遠投用に両軸リール?アブってなんだ?」
第34回の「遠投かご釣り(真鯛3)リール準備完了、さあ次は両軸用竿だ!」 です。
これは、リールと竿の選定記事です
2020年1月現在、一平のブログ(全52記事)において、一日に約300~500記事がクリックされています。、その内第33回、34回は、10記事╱日 以上読まれています。これは一平が予想だにしなかった数字であり、ネットの影響力に驚くばかりです。一平はせいぜい全体で 2~3記事╱日 程度と思っていました。
また、最近では、平磯海づり公園で「ひょっとして一平さんではないですか?」と時々、「見知らぬ釣り人」に声をかけられるようになりました。釣りの仲間が増えていき、楽しさも倍増しました。
さて、本題「遠くに飛ばせる竿」に入ります。
1.仕様変更やマイナーチェンジが、頻繁に行われる竿
竿やリールの種類はあまりにも多く、メーカーの宣伝も多くて、釣り人は自分に合った竿や
リールを探すのが難しくなっています。一平が第33回、第34回で紹介したリールや竿でさえ、2年たつと仕様が変わったり、マイナーチェンジが行われていたりします。
例えば、一平のブログ、第34回の 表―1に示したシマノのブルズアイ遠投RP4-520RP、4-570RPの自重は350g、430g(これは2017年度版のカタログ)でしたが、2019年8月に新製品が発売され、竿の自重のみが370g、445gに変更されています。
仕様一覧表の変更は重量と価格UPのみなので、竿の何がどう変わったかは、よほど詳細に検討しない限りは、よく分かりません。
また、ダイワのインプレッサ磯遠投Bの先径は2017年度版では、1.7㎜でしたが、2019年度版では1.9mmと変更されています。モデルチェンジされ、名前もインプレッサ遠投B-Y
となっています。その他の仕様はほとんど同じです。
第34回では、遠投かご釣りの初心者が、竿を求める場合を想定して、竿の検討をしました。
第53回は、2本目あるいは3本目以上の竿が欲しくなった時の竿の検討です。
ただし、遠投かご釣り用竿は安くても3万円しますし、高いものでは7~8万円以上のものもあります。多くの竿がある中で、とてもすべて使ってみて感想や比較を論じることはできません。従って、今回はいろいろなネットの記事や、カタログなどを参考にして書きましたので、その点はご了解をいただきたいと思います。
2.超遠投かご釣りの 本命竿「がまかつ カゴスペシャル」
表―1に、2015年2月15日に行われた(開催地 静岡県沼津市) フィッシングショップ
マイムス主催の「第6回 カゴ釣り遠投大会」の結果を示します。
(Fishing Piale 第6回カゴ釣り遠投大会[予選]上位記録より抜粋)
表―1より
・ 140m以上の超遠投をした人が2人もいる。
・ 上位10人中8人が(株)がまかつ製のカゴスペシャル竿である。
・ リールは10人全員が、アブガルシア製(スウェーデン)のアンバサダー6500両軸リー
ルである。
・ 仕掛けの重さ(かご、ウキ、オモリ、など含む)はほとんどが120g前後である。
・ 道糸はすべてがナイロン6号である
140mを超える遠投をする人がいるのには本当に驚きでです。
毎年、東名カントリークラブで行われるゴルフの「ドラコン日本選手権」では、優勝の目安は約400ヤード(366m)です。遠投かご釣りでの140m越えは、ゴルフでいえば、400ヤードまでとはいかないまでも350ヤード越えのビッグドライブをするような感じです。
一般の人にはとても届かない数字ですね~
さて、表―1より、飛距離だけを求めるなら竿はがまかつのカゴスペシャルのようです。
この竿について、検討したいと思います。
調査したカゴスペシャルⅠ~Ⅳの概要を表―2に示します。
表―2より、がま磯カゴスペシャル4号竿は
・ 2000年ごろより20年近くロングセラーを続けているヒット商品で、非常に硬く剛性の
強い竿で、特に 1、Ⅱ、Ⅳ は体力強靭な人向けの竿であることが分かります。
一般の人が振って飛ばないことはないですが、竿をしならせる強い力がないことには、竿の反発を利用することはできず、距離は全く出ません。
一般の釣り人が、カゴスペシャル竿を求めるなら
比較的柔らかいカゴスペシャルⅢか、カゴスペシャルⅣの3.5号がおすすめです。
ただし、がまかつの竿は高いのが欠点です。他の竿との比較も必要ですね~
3.万人向け竿か? がまかつ、「アルデナ」
遠投かご釣り竿として大変有名ながまかつのカゴスペシャルですが、2018年に発売された竿
アルデナと比較してみました。(アルデナは両軸用竿は今のところ5.7mのみです)
表―3にカゴスペシャルとアルデナの比較を示します。
表ー3より、
・ アルデナはカゴスペシャルⅢ(柔らかい竿)とⅣ(非常に剛性が強い)の中間タイプの竿
のようです。カゴスペシャルⅠ、Ⅱ、Ⅳに比べて柔らかくⅢより硬い竿です。
・ カゴスペシャルⅢの4号5.7m竿が435g、Ⅳの4号5.8mが443gと比べてアルデナの
4号5.7mは390gと圧倒的に軽いですね。
・ また、がまかつの竿は高価ですが、アルデナは5万円台と安くなっています。
超遠投師の方を向いていた「がまかつ」も、一般向けにも顔を向けたようです。
・ 先径、元径もカゴスペシャルⅢ、Ⅳよりも2.4/26.6mmとさらに細くなっており、扱い
易いのではないかと思われます。
このアルデナは、発売して間もないので評価はこれからですが、一平は何となく、これから評
判になるのではないかと思っています。
次回は、ダイワかシマノの竿を取り上げたいと思っています。
コメント
こんばんは。
おつかれさまです。
遠投大会(マイムス第3回エントリー詳細 NO.6)に出てた時は7号ラインでした。
これには理由があって当時バックラがひどかったので1ランク太い糸でやってました。
当時、遠投大会にて諸所の規定(レギュレーション?)がありまして
道糸ナイロンなら6号以上となってたわけで
実際に於いてはカゴスぺⅡ5-53Bでも道糸3.5号で120g位は大丈夫でした。
当然ですが道糸が細い程飛距離は伸びます。
只、バックラしますと即効にプッチン!です。
やっぱ同じ条件であれば長竿(58もしくは63)の方がゆったりと撓りもっと距離が出ますね。
普段の釣行に於いてはバックラだけは気を付けないと仕掛けが・・(^^;
いや~遠投大会に出るなんてすごいですね~道糸3.5号で120g OKなんですね。一平は6号でよくプッチンしました。
実釣りでは、ブレーキを利かして投げているのでバックラッシュはほとんどないですが。また、最近では5.2m
の竿が楽で、6.3mはお蔵入りしています。