両軸遠投3号竿の利点、あなたは3,4号どちらを選びますか?

遠投かご釣り、両軸3号竿の利点
 

皆さん、お元気ですか。

第58回は、両軸遠投における3号竿の検討とメーカー比較です。
その前に、久しぶりに釣行したので、報告します。
一平は、9月30日に7月以来の釣行をしました。8月は猛暑のため、9月の初めは2個の大型台風のため、私事の雑用のために久々の釣りとなりました。
釣りは、いつもの遠投かご釣りです。行先はもちろん平磯海釣づり公園です。午前11時ごろから午後3時ごろまで、延長料金無しの4時間の釣りでした。

一投目からウキが沈みました。20㎝位のイソベラです。標準和名はホシササノハベラです。
笹の葉に似ているのでこの名前がついたようです。投げてしばらくするとまたウキが沈みます。またイソベラです。我が家では人気がないのですべて放流です。今日は真鯛が狙いです。
キュウセンベラも来ました。小骨が多い魚だが、三枚におろしててんぷらにするか。とりあえず、確保です。休む間もなくウキが沈みます。釣りシーズンに入ったのを実感しました。

毎年9月の中頃から12月の半ばまでは、よく引きます。
この時期は、一平は10回のうち8回ぐらいは真鯛を釣ります。

釣り 第58回 真鯛写真 37㎝他3匹(2020年9月30日)

しばらくして25㎝の真鯛です。ぐぐー、ぐぐーと小さい割に良く引きました。
時合いが去ったのか、急に引きがなくなりました。
それから、1時間半くらいして、20㎝、25㎝の真鯛です。そして午後2時ごろ、37㎝の
真鯛が来ました。よく引きましたが、4号竿なのでタモを使わないで一気に抜き上げました。
しかし、魚が重くて一度ドンと岸壁の壁に当たりました。よく、針が外れなかったものです。
やはり、こういう時は無理せず、タモを使わなければいけませんね。

さて、本題に入ります。

第58回は、両軸遠投3号竿の利点、あなたは3,4号どちらを選びますか?です

両軸遠投竿4号は、100m以上の遠投を可能にする利点があります。
しかし、100mの遠投が必要のない釣り場も多くあります。これらの場合は、3号竿で十分です。というより、釣り味や魚とのやり取りには、むしろ3号竿の方が楽しめるという利点があります。オモリが軽いと、ウキの感度も良くなって釣果も上がることは、釣り人は経験から知っています。
また、遠投かご釣りは、タックルのバランスが重要で、4号竿で8号カゴを投げるのは18号カゴを投げるより難しいという人もいます。バランスからすれば、10号までのオモリを使うなら3号竿の方が投げやすく、よく飛びます。
遠投かご釣りでは、道糸がほとんどの場合6~7号ナイロンですから、ハリスは3~5号くらいになります。
この程度のハリスを使うのなら、超大物狙いではありませんので、3号竿で十分ですね。3号竿は、70㎝の真鯛がかかっても平気です(少々隣近所に迷惑をかけますが)
   

写真ー1 淡路島・室津(2019年2月2日)

写真ー1 淡路島・室津(2019年2月2日)

          
1. 3号および3.5号竿のメーカー比較   
  表―1に、両軸遠投竿3号および3.5号竿のメーカー比較を示します。

表ー1 両軸遠投竿、3号および3,5号の比較

表ー1 両軸遠投竿、3号および3,5号の比較

表―1より、

  • ①と②のがまかつ竿は3.5号で、③~⑤ダイワと宇崎日新の竿は3号です。
    3.5号、3号竿は、軽いためかイングラムの5.5mを除いてすべてが5.7m~6.3mと長尺
    です。
  • オモリ最大負荷は、①で18号、②で15号、③15号、④12号、⑤10号 です。
    竿の剛性は、ほぼオモリ最大負荷通りの結果だと思われます。ただ、④インプレッサ
    の先径は1.7㎜と細いので、感覚的には、⑤イングラムより柔らかい感じです。
  • 価格は①のカゴスペシャルⅣが圧倒的に高価です。次に②③のアルデナ、剛弓カゴで、
    最も安価なのが、④⑤のインプレッサ、イングラム竿です。

2.剛性強度と竿価格および自重などの関係調査 
 図―1に、3号.3.5号、4号竿の剛性の強さと、価格および自重の関係を図ー1に示します。
                                           図ー1 3号、3.5号の竿価格と自重の関係(1)

図ー1 3号、3.5号の竿価格と自重の関係(1)

                                       
図―1より

  • ①がまかつ・カゴスペシャルⅣの3.5号竿の最大錘負荷が18号で、②、③のがまかつ・ガマ磯アルディナの3.5号竿と ダイワ・剛弓カゴの3号竿のおもり最大負荷が15号です。
  • 廃版となったシマノ・磯遠投EVや、ダイワの新旧インプレッサ、宇崎日新のイングラムやプロミネントの4号竿でも、最大錘負荷は15号です。したがって、①②③は、従来の4号竿の最大錘負荷と同等かそれ以上です。

    3号竿の利点は第55回で述べたように、軽くて一日中振っても疲れは感じられない
    ことです。また、3号竿で軽く振れるということは、軽い錘でも遠くに飛ばせるということになり、釣りには好都合です。

一般の4号竿なら、15号~18号の錘を投げるのが一番よく飛ぶ(一般的な体力の人)とも言われます。8号以下のオモリを使うなら3号竿の方が投げやすく、よく飛ぶと思われます。

少々の大物がかかっても楽にやり取りができることを考えるなら4号竿です。また、少し重い12号や15号の錘で楽に遠くに飛ばすことを考えるなら4号竿です。
8~10号以下の軽い錘で遠くに飛ばし、釣り味を楽しみ、釣果を優先するなら3号か3.5号竿です。

さて、皆さんはどちらの竿を選びますか?

一平は、4号竿で錘は10~12号を使っています。

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コメント

  1. とどたん より:

    一平さまこんばんは。
    3号竿推しのとどたんです。
    いや、最近はN名人のまたパクリでより軽い竿にシフトしています。イングラムの3-5.8でも一日中振り続けると、次の日は筋肉痛です・・・
    両軸用の3号なら平磯で釣れるマダイ・スズキ・ブリなら十分寄せられる腰の強さがあると思います。現に先々週N名人は、フカセ用の3号竿でドラグ出さずに80overのブリを仕留めました。(私、タモ助しました)

    P.S. 先日、平磯で「もしかして一平さんですか?」と声を掛けられ、このブログの影響力の凄さを感じましたよ(笑)

    • 一平 より:

      一平のブログ、読んでくれてありがとうございます。3号竿を使うか、4号竿かは個人の好みですね。
      「一平さん」が平磯で増えるといいですね(笑)平磯海釣づり公園でいつかお会いしましょう。

  2. 中井祐介 より:

    お久しぶりです。
    ブログ毎回楽しみに拝見しております。
    私も、一平さんですか?と声を何度か掛けられました。一応、本家ですと答えましたが(笑)今や平磯カゴ釣りブログといえば、一平さんになりましたね。

    本題の3号、4号は好みやと思います。ウキスポンは3号に変えてから、格段に増えましたが、飛距離は70mくらいが限界です。飛距離にこだわるなら4号もありかなと。僕は卒業しましたが(笑)

    とどたんさんにタモ入れしてもらったブリも3号でなんとかいけたんで、僕はもう3号オンリーです。
    これからも平磯カゴ師のためにブログ期待しています。頑張って下さい!

    • 一平 より:

      お久しぶりです。お元気そうですね。80cmオーバーのブリを3号で上げるとはさすがですね~。
      最近は、何かと忙しくて釣行も少なく、ブログも満足に書けない状態でした。
      ボチボチ始めようかと思っているのですが・・・
      中井さんのお陰で、平磯海釣づり公園の真鯛釣りは有名になりましたね。私も一役買っているのは
      嬉しい限りです。今後ともよろしくお願いします。

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